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のこっとの映画記録。

ジャンル問わずになんでも見ます。語彙力が低いです。洋画の方が好きかもしれません。Johnny Depp贔屓で見ているJohnny Depp大好き女です。

『ヒトラーの忘れもの』ってタイトルは少し軽すぎじゃない?

2017年2本目の映画はヒトラーの忘れもの。これもKBCシネマで1月8日(日)13:45〜の回で見てきました。これまた人が多かったな〜〜〜

 

hitler-wasuremono.jp

 

映画について

2015年東京国際映画祭最優秀男優賞受賞。

原題:LAND OF MINE

監督・脚本:マーチン・サントフリート

出演:ローラン・マラー、ライス・ホフマン、エーミール・ベルトン、オスカー・ベルトン

 

終戦直後のデンマークを舞台に、地雷撤去を強制される敗残ドイツ軍の少年兵たちの過酷な運命を、史実に基づいて描いた。第2次世界大戦後、デンマークの海岸沿いに残された無数の地雷を撤去するため、元ナチス・ドイツの少年兵たちが連れて来られる。彼らを指揮するデンマーク人軍曹はナチスに激しい憎しみを抱きながらも、無垢な少年たちが次々と命を落とすのを見て良心の呵責にさいなまれるようになっていく。

-映画.com

 

 

ナチスへの憎しみの大きさ

映画冒頭シーンでは、ナチスへの憎しみを持っているデンマークの軍曹を出してきています。ここは俺の国だ。それは俺の国旗だ。と言いながらドイツ兵に憎しみを表しています。戦争に負けた後の現地に残された兵士たち。母国に帰らせてしまっていいのか。何の罪もない兵士たち。国のために戦わなければならなかった兵士たち。負けたあと、その戦争の罪の責任を追うのは誰なのか。たとえこの少年兵たちが悪くなくとも、ドイツを憎むという気持ちもあるものだと思う。

 

少年兵が愛おしい

今回双子役を演じたベルトン兄弟は実際の双子でいて、演技初作品というらしいけれども。とにかく役も、役者も愛おしかったです。(私の好み

 

忘れものについて考えてみる

このタイトルが忘れものなので。

当然のごとくヒトラーが忘れたものは地雷で、それと同時にこの少年兵たちも忘れていったわけだけれど。それよりもなによりも、人間の心を忘れている。この映画を見ながら私は何よりも人間って美しいなぁって感じてしまった。軍曹も、やはり少年兵のことを思いやる気持ちも芽生えてきている中で、ナチスを許してはいけないという憎しみとの心の葛藤。こんな葛藤を生み出すことが何よりも人間らしくて。心の中にどんな感情を抱くことが正しいとか間違っているとかそういうことはなくて、その抱いた感情を出して良いのか悪いのかもまた別の話。

 

戦争が生み出すもの

この映画の中で1番感じたことは、この映画を観ることによって、こうしようと思うとか、こんな考え方をするべきだとか。そういうのじゃなくて、もっともっとどうするべきか考えなきゃいけないということ。戦争の跡に残るものについて、もっと考える必要があるのだということ。たとえ考えたとしても争いがなくなることはないように思えるけど、未来に少しの希望を持ちながら、毎日生きて行こうと思いました。

 

この映画はぜひ見て欲しい。死ぬ瞬間って本当にあっという間なんです。こんな環境の中にいなくとも、1秒前に生きていた人は1秒後には死んでいる。それが死ぬことなんです。元に戻ることはないものなんです。

 

やっぱり世の中が美しくなることを願いたいです。